大卒資格が取れる通信制大学
一般的に、大卒資格を取得するためには、昼間部か夜間部の通学制大学に通わなければなりません。しかし、通信制大学であれば、スクーリングを除き、キャンパスで講義を受けなくても、単位を修得し、大卒の資格を取れます。通信制大学の授業のほとんどは、テキスト学習かオンライン講義の受講によるのです。テキスト学習の場合は、与えられたテーマに従ってレポートを作成し、提出することを求められるでしょう。レポートは添削され、合格点に達したら、単位認定試験を受けられます。
さらに、単位認定試験に合格すれば、単位修得が認められるのです。オンライン講義の場合は、サインインにより出欠を取り、レポートが免除されることもありますが、いずれにしても、単位認定試験を受ける際にはキャンパスに赴かなければなりません。原則として、通信制大学は、スクーリングと試験のほか、卒論指導の時だけ通学すれば、大卒資格を取得できるのです。
社会人になってから初めて自分のやりたい勉強がわかる
通信制大学には、主に高卒や大検の資格を持つ者が集まり、大卒の資格を目指すというイメージがあります。しかし、既に大卒の資格を持ちながら、新たに向学心を燃やして通信制大学に入学する社会人も少なくありません。通信制大学であれば、働きながら勉学に励むことも可能だからです。こうした社会人の中には、仕事に生かせる資格を取るために通う人もいれば、自分の専門外の学問に関心を持って純粋な探究心から勉学に勤しむ人もいます。
通信制大学は、通学制より学費が安く、若い社会人にも経済的負担が小さくて済むでしょう。通信制大学に入って初めて自分の好きな学問に出会えたという者も珍しくありません。通信制大学の卒業率は非常に低く、数パーセントしかない大学も多いのですが、卒業に漕ぎ着けられる学生は、このような大学既卒者が占める割合が高いと言われています。
国語の教員免許を通信で取るには、レポート課題の提出やスクーリング授業への参加の他、教育実習が必要となります。